どのような理由で相続登記が義務化されるのか

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士業相続登記義務化

相続をする場合には、相続登記が関係してくる可能性もあります。親が亡くなった場合親が所有する土地があったとすれば相続登記は関係あります。ちなみに相続登記と言うのは、ものに対して発生するものではありません。例えば自動車を所有していた場合でも、自動車は通常登記をしませんので、登録をするものの相続登記とは言わないわけです。

つまり土地や建物等を所有していた場合、それを相続する時登記をした方が良いと言う流れになるわけです。ただこれは、但し書きが付いており今までならばそのような流れで良かったといえます。つまり、自分が登記をしないと決め込んだならばしなくても良いですし、あるいは面倒なので後回しにしようと言うのであっても、特に問題視されてきませんでした。ところが時代は変わり、義務化されるようになったと言われています。

これは2024年から義務化されると言うことになりますので、もしこれを破った場合には、100、000円の罰金を支払わなければいけなくなります。厳密に言えば100、000円以内の罰金になりますが、それでも多くの人にとっては負担が大きいと言えるでしょう。なぜこのようになったかと言えば、時間の経過とともに権利関係がわからなくなるからです。例えば昔の建物などが放置されており、登記を見ると既になくなっている人の名前が書かれており、現在の持ち主がわからないと言うこともあります。

このようなときには、色々とお金をかけずに調べるのは難しく、時間とお金を十分にかけなければいけないため、それならば最初から義務化しておこうと言う話になったわけです。

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